オリジナルメニューブックの製作から、既製品メニューブックの通販まで。メニューブック取り扱い専門の当店へおまかせください!

  1. はじめに
  2. 看板メニュー
  3. コンセプト
  4. 価格表記
  5. 写真
  6. デザイン

はじめに ~「メニューブック」の前提条件~

私たちはこれまで約900店舗以上のメニューブックの製作をお手伝いさせていただきました。写真撮影、デザインからお手伝いすることもあれば、メニューブックの外側のカバーだけをお手伝いすることもあります。
職業柄、飲食店に行けば必ずメニューブックを観察しますが、「もったいないなあ・・・」と思うメニューブックを見るにつけ、メニューブックが改善されたら、もっと売上、利益があがるだろうなと率直に感じることが多々あります。こうしたメニューブックを、「失敗しているメニューブック」と定義するのであれば、なぜ失敗してしまうのでしょうか。
これまでの経験から、失敗の要因をひも解き、今からメニューブックを新たに作りたい方や、リニューアルを検討されている方の参考になればと思い「失敗しないメニューブックの作り方」についてまとめることに致しました。

このお話をする前に、これから語る「メニューブック」についての前提条件があります。それは、世の中にあるすべての飲食店の「メニューブック」を対象にした内容ではなく、今後、売上や利益を伸ばし、社員やアルバイトスタッフを増やし、店舗も増やしていきたいという前向きな考えの飲食店の方々のための「メニューブック」である、ということです。なぜこのような前提条件がつくのか、理由を説明しましょう。

私がよく行く焼き鳥屋があります。ここは、カウンターが10席とテーブルが2つある小さな焼き鳥屋です。マスター(オーナー)が備長炭で焼き、ドリンクの提供はアルバイト1名でこなしている繁盛店です。平日は仕事帰りのサラリーマンで、また週末になるとカップルや家族連れや友達同士などでとてもにぎわっています。
ここには、手書きで書いたB4のペラで文字だけのメニューがあります。やわらかいビニールケースに入れてくるくる巻いてペン立てのようなものに入れあります。

マスター(オーナー)は48歳で2店舗目を出す気がまったくありません。地域密着で常連さんにこだわりの焼き鳥を提供してお客様に喜んでもらったらそれでいいと言っています。
とても素晴らしいことです。私はここでメニューを見て注文することはほとんどありません。消費税が8%になって少し価格が変わったぐらいで、メニューもずっと一緒です。(季節メニューは黒板を使っています)
この焼き鳥屋さんには、今からお伝えする「メニューブック」は必要ありません。なぜなら、マスター(オーナー)がこのお店の顔であり、自分の目の見える範囲でしかビジネスをしていないからです。今のままで十分なのです。

以上の理由から「メニューブック」の前提条件を定義しましたのでご了承ください。

なお、私は飲食店コンサルタントでもなく、飲食店を経営しているわけでもありません。たくさんの店舗を食べ歩き、メニューを観察し、お仕事で900店舗を超えるメニューブックを製作してきた立場での意見です。

なぜ、失敗しているメニューブックが生まれてしまうのか?

この最大の理由は、
来店されるお客様ではなく、作り手が満足するメニューブックを制作してしまうからです。

お客様目線ではなく、作り手目線なのです。私たちが写真撮影やデザインからお手伝いさせていただく場合は、お客様(店舗側)の要望をお聞きしながらメニューブックを一緒につくりあげていきます。
それでも、弊社はコンサルティング契約をしているわけでもないので、最終的に出来上がるメニューブックは、お客様(店舗側)の主張通りに落ち着いたりします。メニューブック完成の「ゴール」は、お客様(店舗側)の「満足」がベースにありますので、必然的に「お客様(店舗側)」の要望に応じて製作が進行していきます。成功に導くようなメニューブックの提案をしてもお客様(店舗側)のOKがでなければ、いつまでたってもメニューブックは完成しません。失敗しないように提案はしていきますが、あくまでお客様(店舗側)が気を悪くしない程度です。

例えば、

メニューブックの達人:「このメニューは写真を掲載して、メニューのこだわりや補足をテキストでいれませんか?」

お店:「プロに撮影してもらうと高いから自分で撮るよ。こだわりは適当に考えて入れておいて。」

メニューブックの達人:「そうですか…。」
こうした例は実際にあります。確かに費用があってのメニューブック製作ですので、あれもこれもは難しいです。
ただ、肝心なのは、来店されるお客様を軽視したメニューブックはほぼ間違いなく失敗と言える、ということを理解することです。
基本は、来店されるお客様ファーストなのです。世の中の失敗しているメニューのほとんどが、作り手目線バリバリになっています。

実際の事例を見てみましょう。(こちらは弊社のお客様で許可をいただいた掲載しております)

Before:A4パウチ両面印刷

お問い合わせがあった当時のメニューブック。業態はラーメンをメインにチャーハンや餃子など中華系メニューも取り扱っており、駐車場も30台以上停めることができる約50席ほどのお店です。
来店するお客様は、どのメニューが「ウリ」なのかは全くわかりません。お店からの主張も全くなく、どれがおススメなのかもわかりません。ただ単にメニューをパソコンで作ってパウチしただけのメニューです。
これが「作り手目線バリバリ」のメニューです。
カウンターだけのラーメン屋ならこのメニューでもいいかもしれません。さきほどの焼き鳥屋と同様、いつもオーナーがカウンター越しにお客様にラーメンを提供できて、お客様の顔を見ながら商売できるからです。しかし、この店舗は客席が50席もあり、とてもオーナーが1名で回せる規模のお店ではありません。社員もいれば、アルバイトスタッフもいます。もうおわかりだと思いますが、このメニューでは、成長発展はありません。すぐにメニューブックを「来店されるお客様目線」に改善をしました。

After グラフィックタイプ+中面印刷

メニューブックの表紙に看板メニューを掲載して、どれがオススメメニューなのか、セットメニューもわかりやすく、お客様が選択しやすいメニューにしました。どちらが良いメニューなのかは、歴然です。
このお店は、息を吹き返し、みるみる売上が増えていきました。今では、そして、1年半から2年でグランドメニューを変えています。

After2 大判ラミネートタイプ

こちらは、大判ラミネートメニュー。さらにシンプルでわかりやすいメニューを追求してこの形状になりました。常にメニューを見直し、来店されるお客様目線でメニューをつくることで、だんだんとメニューのクオリティが上がりました。こちらのお店は今では多店舗展開されるようになり、今後もさらに成長していくと思います。

あなたのお店のメニューブックは大丈夫?

失敗しているメニューの本質的な原因は、「作り手側目線」という話をしました。
以下の項目でひとつでもチェックが入れば、それは要注意です。お店のオーナー(店長)がセルフチェックすることと、現行のメニューを他人から評価してもらって客観的な視点でチェックしてみましょう。

チェックがひとつでもあるお店でも大丈夫です。「成功する」とは言わないまでも「失敗しない」メニューブックを作ることを目指しましょう。

失敗しないメニューブックの作り方:全6連載

  1. VOL.1はじめに
  2. VOL.2看板メニュー
  3. VOL.3コンセプト
  4. VOL.4価格表記
  5. VOL.5写真
  6. VOL.6デザイン
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